「久しぶりだな、人前で歌うのも。ドードー・・・ドーン ト♪ | |
「教授、緊張しなくていいですよ、リラックスしましょう。 (たぶん音痴なんだし)」 | |
「おおう・・・なんせ久しぶりだからな。この前は惜しくも、マジンガーZを歌い損ねたしな・・・で、なにを歌うんだ、え?」 | |
「・・・。まず初めにド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドと弾きますので、一緒に歌ってくださいね。」 | |
おいおい簡単だな、まるでお遊戯じゃないか。まぁいい、俺の実力を見せてやるよ。一緒に歌えばいいんだな。」 | |
音声譜面 | |
「うまいですよ、教授。では次に、独りで逆から歌ってみてください。基準音は「高いド音」 です。」 | |
「ん?独りで逆から歌うのか。けど案外独りのほうがうまくいくかもな・・・。だいたいおまえの演奏はいつも邪魔なんだよ。よく聴いとけよ。」 | |
「・・・。まず初めにド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドと弾きますので、一緒に歌ってくださいね。」 | |
音声譜面 | |
教授、最後の音は、この「ド音」 と一致しますか?(なんだ?この目障りな音階は・・・)」 | |
「まず俺の「最後の音」 はこれだろ?で、わるつが言う「ド音」 がこれだ。おおう・・・違う?!おい、どうなってんだよ。」 | |
「教授は独りで音程を保つことができないってことですよ。 つまり音痴ですね。(しかも重傷・・・)」 | |
「おおう・・・だから今まで険しい顔をされていたということか・・・。おい?今度の放送記念祝賀会までにこれ治るか?」 | |
「たぶん・・・無理です。」 |