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第三話「コードについて」

「音楽に立体的な表情をつけるといってもな・・・おい、道化師。結局はどうするんだ?」
「そうですね・・・まず大まかにコードを使って表情持たせるのが普通ですね。」
「コード?・・・そう言えば、音楽やってるうちの学生どもはコードがどうたらってよく話してるな・・・」
「簡単に言うと、コードっていうのは重音のことなんですよ。」
「おおう・・・つまり、いくつか重なった音はコードと呼んでいいわけだな? で、それでなにが出来るんだよ、え?」
「さっき教授のメロディーに低音に音を加えて弾きました が、あれはコードだったわけですね。けど違うコードを使って弾く とイメージ変わりますよ。」
「おおう・・・一気に変わったぞ。同じメロディーなのに、こうも変わるのか?あと色々試したくなるな。」
「コード次第でイメージは変わるんですよ。特に教授のメロディーはソだけなのでなおさらですね・・・」
「ソだけだと、なんでなおさらなんだ?ええ?」
「メロディー自体も当然表情を持ちますけど、ソだけだとなんとでも取れるんですね・・・。簡単に言うとメロディーが単純なので、コードに拘束性がないんで色々遊べますってことかな。今は別に気にしなくていいですよ。」
「なにいってんだ、おまえ?俺は物理学者だぞ、そんなことすぐに理解したよ。あとでベルヌーイの定理を使って証明してやるよ、楽しみだろ?」
「コードを使えば、素っ気ないメロディーを飾ることが出来ますし、種類によって雰囲気を自在に変化させることができます。」
「まぁだいたいわかったよ。けどおまえコードの種類って言ってるけど、実際どんな種類があるんだよ?あとベルヌーイの定理はいいのか?ええ?」
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初心者作曲講座:理論なんて考えずに使わずに作曲してみよう♪
  1. 第一話「まずはじめに」
    次郎とわるつの対談。
  2. 第二話「音楽の構造」
    音楽ってどんな構造になってんの?
  3. 第三話「コードについて」
    メロディーにコードを付けると、どう化けるか?
  4. 第四話「コードの種類」
    コードの種類を実際に音を出して解説する。
  5. 最終話「ダイアトニックスケール」
    メロディーに付けるコードの探し方。
  6. 番外編「上田次郎の訪問」
    音楽教室に現れた上田次郎。なにがしたいのか...。
  7. 番外編「上田次郎の発声練習」
    歌の練習をすると言うので練習に付き合うわるつ...だったが

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