音感には絶対音感と相対音感があり、前者は大人になってから得ることはできないとされています。
「子供の時から楽器やってる人は音感がある。」ってよく聴きますよね。「音感がある
」とは楽器などを
使わずにある音を「これは何音だ」と認識できることです。
でだいたい音感と言えば「絶対音感」の事を想像するが、 「相対音感」という音感も存在します。
「絶対」という言葉自体に、「他のものと比べることなく具体的なもの」って意味があります。
つまりは絶対音感を持ってる人は何か音が鳴るとすぐ「これは何音だ」ってわかるのです。
絶対音感能力者は、音の周波数(ピッチ)を感覚的に測る事ができます。
ある音を聴くと、その音の周波数を自然に感じ取り、12音階と照合して「これはドだ」とわかるわけです。
たまに譜面だけで曲を描く人がいますが、これは絶対音感能力者です。
楽器でいちいち確かめずとも、思った通りの音を構築することができます。
ちなみに絶対音感は3~7歳の時に習得しやすく 、年をとると習得できないスキルとなっています。
中途半端な時期に楽器をやり始めた私にはさっぱりな領域です。
相対音感とは相対の言葉が意味するように音同士を比べてみて音を推測する音感です。
例えば「A音=ド」と教えてもらってB音は何ですか?と聴かれてA音とB音はこれだけ音程が離れているので
「B音=ミ」という具合に推測するのが相対音感です。
つまり絶対的数値で測るのではなく、基準音からの尺度を測ります。
基準音さえ解れば、後は全部わかるという事です。 相対音感は何歳になっても訓練次第で習得できるスキルです。